アイフォンのバッテリーを見たことはありますか？
恐らく、自分で修理をしてみたり調べてみたりしたことが無ければ見たこともないかもしれません。
アイフォンのバッテリーは劣化すると柔らかくなってしまいます。
また、衝撃や圧を加えてしまうと破れてしまう事もあるんです。
何が原因だった？
今回お越しいただいたお客様はアイフォン８をお持ち込み頂きました。
お預かりをして画面を開けた後に、バッテリーの異変に気が付きました。
今回の異変は何が原因だったんでしょうか、、？
劣化
まずは劣化です。
バッテリーが劣化している、とお持ち込み頂きましたが
劣化具合はかなり進んでいたようです。
そして、ほんの少しではありますが膨張もしていました。
膨張してしまうとバッテリーパックが通常より伸びてしまいます。
ギリギリまで伸びてしまうと破れてしまう事もあるんです。
今回はそこまで膨張していたわけではありませんが、、どんな状態でも破れるリスクはあるという事ですね、、
衝撃
続いて外部からの衝撃です。
皆さん、アイフォンを落とさず使っていますか？？
私は結構、頻繁に落としてしまいます、、(笑)
絶対に一回も落としたことが無い！！なんてこと、ないと思うんです。
中にはいらっしゃるのかもしれませんが、気を付けていても落としてしまう事はあります。
外部からの衝撃でバッテリーも破けたり歪んでしまう事があります。
特に劣化しているバッテリーは柔らかく、破けやすい状態。
そんな状態でダメージが加わってしまうと、、
バッテリーはどんな状態？
それでは、開けた時のバッテリーの状態をご紹介します。
バッテリーは内部にあるためどうしても確認することが出来ず
かなり膨張していたり発熱し始めないとあまり危険だとは思えないですよね、、
今回のお客様も、問題なく使えていて充電の減りが早く半日持たないから交換にお越しくださったようです。
でも中を開けると、バッテリーが破れとても危険な状態だったんです。
左角が破れている
赤い丸のところですが、通常は他の所と同じ黒色です。
上記画像は緑色、白色が見えると思います。
バッテリーの中身が見えてしまっています。
酷いときは全体がしわしわで本当に危ないんです。
今回のように気が付かず使っていると、充電中に
煙や火が出てきてしまう危険性はかなり高くなります。
リチウムの匂い
画面を開けると、リチウムイオンの独特なにおいが、、！！
バッテリーがかなり膨張していたり今回のように破れている場合は
通常の状態からリチウムの匂いがしたり開けた瞬間、匂ったりします。
こちらの修理の際もリチウムの匂いがすごく、、
通常の状態では出てくることのない匂いのため
かなり危険な状態だと判断できます。
柔らかい状態
そして、バッテリーの劣化が進んでいればいるほど
バッテリーがかなり柔らかくなるんです。
今回のアイフォン８のバッテリーもかなり柔らかい状態でした。
劣化して柔らかくなったバッテリーは衝撃により歪みやすいので気を付けましょう。
当店でのバッテリー交換を考えてくださっている方にお願いです。
できたら、充電残量を２０％以下にしてお持ち込みください。
劣化したバッテリーを外す際に、充電残量が少ないほど
発火するリスクが減るんです。
修理完了後
修理は約４０分で完了しました。
最大容量は１００％に戻り、充電反応問題なし！！
充電もしっかり上がっており、お客様の確認も問題なかったようでお返し出来ました。
もちろん、データそのままです！！！
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