iPadのバッテリー膨張は、バッテリーの劣化・高温環境・過充電などが原因で発生します。
これらの要因がバッテリー内部でガスの発生を促し、膨張を引き起こすんです。
また、膨張したバッテリーはiPadのパフォーマンス低下や、
デバイスの物理的な損傷・安全性に関する問題を引き起こします。
iPadのバッテリーが膨張する原因
リチウムイオンバッテリーの構造と化学反応
まずは、簡単に言えば劣化によるガスの発生です。
リチウムイオンバッテリーは、カソード(正極)、アノード(負極)、電解質から成り立っています。
これらの構成要素の間で電荷が移動することで電力が供給されます。
しかし、バッテリーの使用を続けると、内部の化学反応が少しずつ変化し、ガスが発生することがあります。
このガスが、バッテリー内部に溜まると膨張が起こります。
過充電・過放電
続いて、iPadのバッテリーを満充電のまま長時間放置する、
あるいは完全に使い切るまで放電することはバッテリーにストレスを与え、劣化を早めます。
特に過充電は内部の化学反応を適度に活性化させ、ガスを発生させる原因となります。
高温環境の影響
そして、高温環境での使用や充電は、バッテリーの膨張を引き起こす大きな要因です。
高温下では電解質の化学反応が加速し、ガスの発生が促進されるためです。
特に、直射日光の下に放置することや、暖房器具の近くでの充電は避けるべきです。
バッテリーの膨張について
兆候
まずは、膨張の兆候をご紹介いたします。
まず、iPadのケースやスクリーンが浮き上がるなど、物理的な変形が見られます。
これにより、iPadが不安定になり、持ち運びや使用が困難になります。
続いて、膨張が進むと、iPadのパフォーマンスにも異常が現れることがあります。
充電時間が極端に長くなったり、充電が維持できなくなったりする場合は、バッテリー膨張が疑われます。
そして、内部のガスが漏れだすと、特有の臭いが発生することがあります。
また、バッテリーの異常な発熱も膨張の兆候です。
影響
そして、膨張による影響をご紹介いたします。
まず、膨張すると、内部のコンポーネントに圧力がかかり、
スクリーンやケースが変形するだけでなく、基板や接続部にもダメージを与える可能性があります。
続いて、膨張により突然のシャットダウンやiPadの起動不良が発生すると、内部データが失われるリスクが高まります。
そしてバッテリー膨張は、火災や爆発の危険性を伴います。
特に、ガスが漏れだすと引火のリスクが高まり、安全性に重大な影響を及ぼします。
対策と予防
続いて、バッテリーが膨張しないためにできる対策と予防をご紹介いたします。
まず、iPadを適切に使用することがバッテリー膨張を防ぐ基本です。
極端な環境(高温・低温)での使用を避け、過充電や過放電を防ぐように心がけましょう。
続いて、定期的にバッテリーの状態をチェックすることが大事です。
バッテリー診断を行い、劣化が進んでいる場合は、早めの対応が必要です。
そして、膨張が分かってしまった場合、事故修理は非常に危険です。
そのため、Apple修理や当店のような修理専門店にバッテリー交換を依頼しましょう。
修理後
そして、当店ではiPadのバッテリー交換も承っております。
データそのまま修理します。
膨張後の対応
最後に、バッテリーが膨張してしまった場合の対応をご紹介いたします。
以下の対策を講じることで膨張によるリスクを軽減できます。
まず、膨張が分かった時点で、直ちにiPadの使用を停止し、安全な場所に保管します。
そして、通電状態での保管はリスクを高めるため、電源を切り充電器を外しておきましょう。
最後は、自己処理や自己修理は避け、修理業者に修理を依頼しましょう。
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