iPhone6S以降には【生活防水機能】が備わっていますが完全防水ではありません。
そのため万が一、水没してしまったら正しい応急処置をしなければなりません。
特に今からの時期は水没案件がかなり増えます。梅雨に入り雨水が日常となりますし梅雨を抜ければ水場に行くことが増える夏。
今回はiPhoneの水没についてご紹介いたします。
水没したら起こり得る症状
まずはiPhoneが水没した際に起こり得る症状を5つ、ご紹介いたします。
電源が入らない
やはり一番は電源が入らなくなる症状がイメージされます。
また電源が入ったとしてもリンゴマークから進まなかったりリンゴマークがついたり消えたりする【リンゴループ】に陥ることも。
ディスプレイ表示がおかしい
続いて画面のディスプレイ(液晶)に故障が見られる場合。
・画面に輝度ムラ(場所によって明るさが異なる現象)がある
・映像が表示されていない部分がある
・明るさの調整が効かない
・コントラストがおかしい
・明らかに水分が入ったような画面のシミ
というような症状がみられた場合は水分が侵入した可能性が高いです。
サウンドがおかしい
続いてサウンドがおかしくなる症状です。
ノイズが入ったような音質だったり音割れしているようなサウンドだったりするのも水没の症状です。
スピーカーに水分が侵入したことでパーツが故障し不具合を起こしている状態です。
また中には一切音が聞こえないと言う症状が出ることもあるようです。
動作がおかしい
続いて水没すると【ゴーストタッチ】が起きる可能性も高くなります。
タッチしたと悪露と違うところが反応したり勝手にアプリが開いたり。
反対にタッチ不良に陥り画面タッチが効かなくなることも少なくありません。
このようなトラブルが起きた時は出来るだけ早く修理に出しておきましょう。
異常発熱を起こす
そして基板部に水分が侵入したことで基板が破損してしまい異常発熱を起こすこともあります。
軽く水分が触れてしまっただけだとしても【水没した】と考えて電源を落とし使用を控えるようにしましょう。
応急処置の手順
それでは水没時の応急処置をご紹介いたします。
電源を切る
まずは必ず電源を切る事!!
水没した状態で通電しているとトラブルが悪化したり感電したりする可能性があります。
外装の水分を拭く
そしてiPhoneの外の水分を拭きとりましょう。
出来たらフィルムの貼り付け時に使用するクロスや柔らかい布で拭きとりましょう。
またこの時に絶対!!!中の水分を抜かそうとiPhoneを振ってはいけません!!
振ってしまうと水分が全体に広がり悪化してしまう可能性が高いんです。
SIMを抜く
続いてSIMトレイを取り出してSIMカードを抜きましょう。
SIMに液体が付着しているとサビが発生してしまう可能性が高いんです。
またSIMトレイには液体の侵入を防ぐためのパッキンが付いております。
そのため本体が濡れた状態でSIMトレイを開けると逆に液体が侵入するリスクがありますので必ず乾いてから作業を行ってください。
修理に出す
そしてできる応急処置が終われば修理に出しましょう。
水没後、起動していたとしてもかなり大きなダメージが加わっているかもしれません。
出来るだけ電源を入れず修理に出すのが良いでしょう。
水没修理について
iPhoneの水没は【時間との勝負】です。
必要な修理
まずは水没した際に必要となる修理をご紹介いたします。
やはり必ず必要となるのは【水没復旧修理】です。
基板にある腐食などを綺麗に洗浄する作業です。
この作業は洗浄後にしっかり乾かす必要がある為最短2時間~必要です。
続いて【バッテリー交換】です。
水没してしまうとバッテリー交換が必要となります。
起動不可の状態なら必ずと言って良いほど。
また起動していたとしてもバッテリーと水分の組み合わせはかなり危険ですので交換を推奨いたします。
そして【画面修理】です。
液晶に水分が入り込んでいたり何も映らない状態だったり。
画面修理も必要となるケースがほとんどです。
上記三つでようやく起動までいきますが、その他破損しているパーツがあればプラスで交換修理が必要です。
また何をしても起動しない場合は【基板修理】か【修理不可】となります。
修理後はバックアップ必須
そして水没修理で復旧したとしてもいつどこでどうなるか分からないのが水没の怖いところです。
そのため修理で復旧したとしてもバックアップを必ず定期的に撮っておくことを推奨いたします。
また水没後は出来るだけ電源を落とすべきですがバックアップをとっていないならバックアップをとってすぐに電源を切りましょう。
もしそのあとiPhoneが動かなくなってしまってもバックアップさえ取れていれば何とかデータは取り出せます。
復旧率
そして一番気になる【復旧率】ですが、、、やはり分からないんです。
しかし水没してすぐにお持ちいただければ復旧率は高く時間がたってからお持ちいただくと低くなります。
そして海水での水没は数時間~2日程で水没による影響が出てきますので遅くても翌日には修理に出しておくべきです。
また基本的に生活しているときに出る水分は【真水】ではありません。
つまり埃や不純物が侵入した水分がほとんどでiPhoneの基板がショートを起こしてしまいます。
【まとめ】
今回は水没についてご紹介いたしました
もし万が一iPhoneが水没してしまったら早急に適切な対処が大切です。
またそのまま使える状態だったとしても内部に損傷を受けていることがほとんどです。
なぜならiPhoneは【精密機器】で【完全防水】ではないからです。
そして水没してすぐに症状が出ることもあれば数時間後、数日後、数か月後、数年後に出てくることも全然あり得ます。
iPhoneの水没修理ならぜひスマートクール高松店にお任せください。
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