生活するには欠かせないほどの必需品であるiPhone。
一日中使用している方やずっと充電している方も多いのではないでしょうか?
しかしiPhoneを使用したり充電をしたりするたびにバッテリーは劣化してしまいます。
今回は交換目安時期を大幅に超えたまま使用していたらどんな不具合が出るのかご紹介いたします。
バッテリーの状態
まずは今回お持ちいただいたiPhone8のバッテリーの状態からご紹介いたします。
使用年数は発売時(2017年9月)からなので6年半以上。
最大容量は73%。バッテリーに関する重要なメッセージも表示されています。
これだけでもかなり劣化していrと判断できます。
寿命とは
iPhoneのバッテリーには寿命があります。
それはフル充電を約500回繰り返した時です。
年数で言えば大体2年程。もちろん個人差があります。
そのため早い人なら購入から1年や1年半で劣化してしまいます。
充電頻度など多くなく丁寧に使用していても購入から2年が経過したら交換をしておきましょう。
最大容量とは
バッテリーの最大容量とは実際に溜めることが出来る電力の量を表しています。
上記画像のiPhone8だと100%まで溜めても実際に充電できているのは73%だという事。
この最大容量は【充電】と【放電】を繰り返すことで少しずつ減っていき【バッテリーの劣化】へ繋がります。
そしてiPhoneのバッテリーは【購入から2年が経過】【最大容量が85%前後】のどちらかが当てはまっている時が交換目安時期です。
しかし今回のように目安時期を大幅に超えて使用しているとどんな不具合が起きるのか下記でご紹介いたします。
起きていた不具合
それでは実際に起きていた不具合を三つご紹介いたします。
充電が半日持てば良い方
まず最初は充電の減りが早いどころではない症状。
一日半くらいに減りが早くなっていればバッテリー劣化の【初期サイン】です。
しかしそのまま劣化が進むとギリギリ1日持つ、、?くらいになります。この時が交換目安時期です!
それでも交換せず使用していると今回のように半日も持たなくなってきたり数時間持たなくなってきたりします。
今回のお客様は半日持てば良い、大体は3~4時間で電源が落ちるとのこと。
動作が重たい
続いて画面操作時の動作が重たくなる症状。
スクロールやスワイプした時に一瞬止まったりアプリに起動が遅くなる事例があります。
これはバッテリーが劣化していることでiPhoneをスムーズに動かすことが出来ていない状態です。
iPhoneを操作して動かすには必ずバッテリーの力が必要です。
スムーズに動作するだけの力がバッテリーに残っていない状態です。
またそれでもスムーズに動かそうとバッテリーがフル稼働を始めることで負荷がかかり発熱します。
バッテリーが発熱すると本体に熱が伝わり【iPhoneが熱を持っている】不具合が起き始めます。
充電残量がおかしい
続いて充電残量の表示に関してです。
30%の残量表示なのに電源が落ちることがほとんどだそうです。
しかし電源ボタンを長押しすると電源が付いて残量50%と表示されることもあるとか、、。
iPhoneの残量やバッテリーに関する数字はバッテリーの基板とiPhoneの基板がやり取りをして表示されます。
しかしバッテリーの劣化が著しい場合、正しい数字をiPhone側に伝えることが出来ず間違った数字を表示してしまうんです。
劣化が進んでいるのに最大容量が90%台から減っていなかったり充電切れでw電源が落ちたのに電源を付けると%が残っていたりする事例があります。
また残量が残っているのに電源が落ちてしまう理由は【最大容量】です。
今回は73%でしたが通常であれば100%溜めることが出来るのに劣化したことで73%しか溜めることが出来ていません。
つまり100-73=27%分は空ですので残量が残っている状態で電源が落ちてしまうんです。
そして今回は起きていませんでしたが劣化を放置していると【膨張】したり【発火】したり
【起動不可】に陥ったり最悪【基板破損】にまでつながる可能性大です。
修理後
10時半にお預かりをして11時に修理完了。
つまり約30分でバッテリー交換が完了しました。
最大容量は100%になり充電が溜まるスピードも問題なし。
その他動作確認も問題なくデータもそのままお返ししております。
そして修理前に確認していた劣化による不具合もバッテリー交換したことで改善されていました。
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