iPhoneは完全防水ではありません。
確かにiPhone６S以降から「生活防水機能」がありますがあくまでもある程度の雨水や埃の侵入を防ぐ機能です。
当店にお越しいただくお客様の中にも症状の原因として水没の可能性を聞くと「防水だから」と仰る方がいます。
今回は水没について詳しくご紹介いたします。
水没の原因
水蒸気の多い所での使用
一番多いのはお風呂場での使用です。
落していなくても水蒸気で水没してしまいます。
今回のお客様も水没していないと仰っていましたが毎日お風呂場で使用していたとのこと。
少し水が掛かった、雨に濡れた、お風呂で使用していた、だけだから大丈夫ではありません。
トイレ、お風呂などに落とした
やはり手を滑らして落としてしまったりお子様が落としてしまったりすることが多いようです。
また海、川、プールに落としてしまう事も多いです。
がっつり落してしまった後、焦らないように！！
焦って充電してしまうとショートを起こしてしまい破損させてしまいます。
また、水分を外に出そうと降るのも絶対にダメ！！中で水分が広がってしまいます。
洗濯機で回したり洗ったりしていた
完全防水だと思って洗っていた、洗濯していた、と言う原因も多いんです。
iPhoneはトイレの便器より汚い、と言われているため洗いたくなる気持ちは分かります。
でも完全防水では無いので絶対にしてはいけません。
汚れが気になるなら乾いた布で拭くか、ウェットティッシュで穴が開いているところを避けて拭きましょう。
穴とは画面上のスピーカー部分や充電口部分、背面のカメラ部分です。
必要となる修理
水没したら必要なのは水没修理だけではない？？
今回は必要となる修理をご紹介いたします。
水没復旧
絶対必要となるのは水没復旧修理です。
作業内容は基板洗浄です。
外した基板を洗浄し、しっかりと乾かします。
洗浄時には腐食がないかをしっかりと確認し、全部乾かすためには時間を要します。
そのため水没の修理は最短でも約２時間～必要となってきます。
バッテリー交換
水没すると９５％以上の確率でバッテリー交換が必要となります。
バッテリーを交換せずに使えたとしてもかなり危険。
乾いていたとしても発煙や発火の危険性が高く、異常発熱を起こすこともあります。
画面交換修理
水没すると液晶破損が起こる可能性もかなり高いんです。
また、画面が使えていたとしてもiPhoneを動かすことで内部の水分が動いてしまい液晶に入り込んでしまっていたり
画面のコネクタに腐食があったりすることも珍しくありませんので、画面修理も必要となる事がほとんどです。
必要なのは上記三つの修理。それ以外にも不調が出ているパーツがあれば交換が必要です。
修理後
水没復旧修理に約１時間半。画面修理とバッテリー交換に約３０分。
合計、約２時間で修理完了しました。
液晶、タッチ操作、充電関連、すべて問題なくお返しできております。
もちろんデータもそのままです。今回のお客様は修理後少し様子を見てほしいとの事でした。
修理後３０分～１時間ほどお預かりをして様子を見ましたが不調や不具合もなくお返し出来ました。
スマートクール高松店
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