iPhone13Proの充電が変といった内容で修理ご来店が御座いました。
充電反応はあるけど、たまに反応しないことがあるということでした。
iPhoneの充電についての故障お問い合わせは数多くご相談頂いておりますが、意外と様々な要因があるので
部品故障なのか、そうじゃないのか。どこを替えたら直るのかの診断が必要となりますので
診断から修理内容確定の流れや修理工程のご紹介を致します。
充電不良には様々な原因が考えられます
今回の充電不良の原因を特定するため行ったのは、まずライトニングケーブルの裏表面を連続で３～４回ほど抜き差しし
どの面で何回反応が出たかを見ました。
行ってみるとケーブルの片面では連続４回とも反応し、もう片面では逆に４回とも反応しませんでした。
次に電流が正常に流れているかみると、反応した面ではしっかりと電気は行っており
逆に反応しなかった面では導通０Aと言った結果に。これだけだとケーブルの電極が悪いのかと思いきや
別のケーブルでも同じ現象でしたので、結果としては本体側の充電口接点不良で部品故障と診断し
部品交換のご案内を致しました。
修理の流れ ＃１
iPhoneの充電口交換は一見簡単そうに見えて、かなりの工数がある内容です。
シリーズにより内部構造が違うので都度工程も変わりますが、ケーブルの取り回しの都合で
どうしても基板やバッテリーを一度外さないと交換ができないので
バッテリーや画面交換と比べると修理に所要するお時間は長いと”～２h”は頂くことがあります。
①バイブレーション・下部スピーカーの取り外し
②基板に接続されているコネクタ類の接続解除
③基板の取り外し
修理の流れ＃２
④バッテリーパックの取り外し
（ドックコネクタAssy取り外し時 スペースの確保の為）
⑤ドックコネクタAssyの取り外し
（固定や接着の解除）
⑥ドックコネクタAssyの取り外し完了
動作確認と仕上げ
以上の工程を経て、無事新品ドックコネクタAssyの取り付けをします。
当初の診断時に行ったことは全て行って、動作の確認OKだったので
症状完治ということで組み立てして終了となりました。
まとめ
部品交換の際、内部清掃も承っていましたので
修理の方限定で行わせていただいている仕上げのガラスコーティングを施工しお返しとなりました。
かなり工数の多い部品交換ではありますが、こちらも受付から～2時間でお返し可能な場合はほとんどです。
何か類似症状に困っていたら是非お気軽にご相談ください。
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