最大容量６５％のiPhoneはどんな不具合が？

ちょうど交換目安時期あたりです。
当店では８５％前後が交換目安時期として推奨しております。
大体８８％あたりで充電の減りが早い気がする、、と感じる方がほとんど。
そして８５％や８４％になるころには明らかに減りが早くなったことに気が付くと思います。
また寿命と言われる約２年を迎えるのもこのあたり、大体８５％辺りなんです。

充電頻度や使い方によって個人差があります。
他の人より充電の回数が多かったり劣化させる使い方をしていたりするなら２年が経つ前に劣化します。
劣化させる使い方についてはこちらをチェック

８３％～８０％

・気が付いたら充電が切れている
・起動するのに時間が掛かる
・アプリの起動にも時間が掛かる

と言った症状が出始めるころです。
劣化具合で言えば劣化が進んでいるあたりです。
遅くても８０％くらいまでにはバッテリー交換をしておくべきです。

７９％以下

最大容量が７９％以下の場合はかなり劣化している状態です。
発熱したり膨張し始めたり様々な症状がどんどん出てきます。
そして寿命である２年をとっくに超え３年、４年以上使用している方がほとんどでしょう。

上記画像は最大容量６５％のiPhone６SPlusです。
充電を１００％まで溜めても実際は６５％しか溜めることが出来ていないと考えたら減りの早さも全然納得できますね、、。
最大容量が７９％を下回ると充電残量があるにもかかわらず電源が落ちてしまう症状が出てくることもあります。
これは通常１００％溜められるはずのバッテリーが６５％しか溜めることが出来ないため
１００-６５＝３５となり３５％分は空のため残量が３０％～４０％前後あっても電源が落ちてしまうんです。

かなり劣化している状態ですので先延ばしにせず今すぐバッテリー交換をしておきましょう。

起きている不具合

最大容量が６５％のiPhoneに起きていた症状を３つご紹介いたします。

充電器必須

劣化の初期サインは充電の減りが早くなる症状です。
購入時は２日ほど充電しなくても良かったのが１日半～１日で充電が無くなってしまうように。
そこから１日、半日、数時間とどんどん短くなっていきます。
今回のiPhoneのようにかなり劣化している状態だと充電器に繋いでいないと電源が落ちてしまう事に。
何をするにもどこに行くにもモバイルバッテリーや充電器とセットで持ち歩く事になります。
またもっとひどくなると充電していても充電が溜まらなくなります。

そして最後、起動不可となります。

充電残量がおかしい

iPhoneを使用していて充電が気になったら画面右上の残量を見ますよね。
でもバッテリーが劣化しすぎていると充電残量すらも狂ってしまうんです。
数％ごと増えたり減ったり再起動後の残量が変わっていたり。
バッテリーの基板とiPhoneの基板がやり取りをして最大容量や残量が決まります。
ただバッテリーの劣化が著しく進んでいることで正しい数値をiPhone側に伝えることが出来ず誤認してしまいます。

動作が重たい感じ

ホーム画面のアプリを探す際の左右スワイプやネットなどを見ている際の上下スクロール。
iPhoneを使用していると必ずする操作ですよね。
そんなスワイプやスクロールをした時にカクカクしたことありませんか？
ネット環境が悪いのかな？使いすぎかな？と思う症状ですが実はバッテリーが劣化していると起きてしまう症状なんです。
もちろん容量がいっぱいいっぱいで重たい可能性もありますが今回のようにかなり劣化している状態ならバッテリーが原因だと判断できます。
iPhoneを操作するにはバッテリーの力が必要となりますが、劣化する事でバッテリーの力が弱まります。
力が弱まると今までスムーズに動かせていたのがぎこちない動き方に変わります。

そしてこの症状は劣化の初期より少し劣化が進んでから出てくることが多いんです。