iPhone１１のバッテリーは、日常的な使用に伴い徐々に劣化していきます。
リチウムイオンを搭載しているため、充放電を繰り返すことで容量が減少し、パフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。
今回は、バッテリー劣化の原因や症状、劣化を防ぐための方法、交換のタイミングなどをご紹介いたします。
バッテリー劣化の原因
それではバッテリー劣化の原因をご紹介します。
まず今回お持ちいただいたiPhone１１は最大容量７８％トかなり劣化が進んでいました。
そしてiPhone１１のバッテリーはリチウムイオン電池を使用しており、繰り返し充電を行う事で徐々に劣化します。
一般的に、約５００回のフル充電サイクルでバッテリー容量が８０％まで劣化すると言われています。
そしてこのサイクルは大体２年前後の使用期間に相当します。
劣化の症状
続いて劣化による症状をご紹介いたします。
充電頻度の増加
まずは充電頻度が増えます。
バッテリーが劣化すると必ず充電の減りが早くなるからです。
そのため以前よりも、充電する頻度が増えます。
また充電頻度が増えれば劣化も進んでいきますので悪循環に・・・。
充電残量の認識不良
そしてiPhoneの充電が気になるときは画面の右上の残量を見ますよね。
しかしバッテリーが劣化する事で画面右上の充電残量が正しく表示されなくなります。
再起動をすると残量が増えたりころころ数値が変わったり。
急に電源が落ちる
かなり劣化が進むと充電残量があるにもかかわらず電源が落ちるようになります。
これはバッテリーが実際に貯めれている電力の量が残量１００％より少ないからなんです。
そしてその溜めることが出来る電力の量を表しているのが【最大容量】です。
つまり今回のiPhone１１なら充電を１００％まで貯めても実際は７８％しか貯まっておらず２２％は空という事です。
そのため、２０％辺りの表記でも急に電源が落ちてしまう、と言った症状が現れます。
バッテリー膨張
続いて、夏に増加するバッテリー膨張です。
バッテリー膨張はほとんどの場合【バッテリー劣化】が原因です。
また、膨張する事で画面を押し上げるため本体に隙間が出来たり画面や本体が湾曲したり変形する事もあります。
そして【発煙】【発火】の危険性がかなり高いですので絶対放置は辞めましょう。
パフォーマンスの低下
そしてパフォーマンスが低下します。
アプリの起動時間が長くなる・フレームレートが低下する・バックライトが暗くなる・スピーカーも音が低くなるなど。
他にもカメラがブレたりスクロールがカクカクしたり操作が不便になってきます。
そして【フレームレート】とは１秒間の動画が何枚の画像で構成されているのかを示す単位のことです。
つまり数値が高いと滑らかな動画、低いとカクカクした動画になります。
また、人間の目は３０FPS（動画の滑らかさを表す単位）程度の映像を見ていると言われています。
そのため、良く動画を見る方ならフレームレートが低下するとかなり違和感を感じると思います。
劣化を防ぐ方法
そしてバッテリーを長持ちさせるなら適切な充電方法や使用方法が大事です。
過充電や過放電を避ける
まずは充電が０％のまま放置する過放電や充電が１００％溜まっても続ける過充電をやめましょう。
特に過放電のあとは起動不可に陥ることが多くバッテリーが動けない状態になってしまいます。
そのためできるなら２０％～８５％を維持してあげましょう。
高温・低温環境を避ける
続いて極端な温度環境での使用をやめましょう。
夏の車内や直射日光の当たる場所、冬の冷たいテーブルの上など極端に暑い・寒いといった環境での使用はバッテリーを弱めます。
ながら充電を避ける
そして充電しながら動画を見たりゲームをするながら充電は辞めましょう。
動画視聴やゲーム、電話はバッテリーに高負荷をかけてしまいます。
そのため高負荷をかける操作中に充電をするとバッテリー劣化がかなり進んでしまいます。
交換時期
そしてiPhone１１のバッテリー交換時期は二つ。
一つ目は最大容量８５％前後になっている場合です。
二つ目は購入から２年が経過した場合です。
どちらかが当てはまっていれば交換時期ですのでバッテリー交換に出しましょう。
当店でしたら最短２０分でバッテリー交換が完了します。
また修理後にはきちんと動作確認を行っております。
まとめ
iPhone１１のバッテリーは、適切な管理と使用方法で寿命を延ばすことが出来ますが、劣化は避けられません。
そのため劣化が進んだ場合は、適切なタイミングでバッテリー交換を行う事で、iPhoneのパフォーマンスを維持することが出来ます。
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