【iPhoneX】充電の減り早くない？！

iPhoneのバッテリーは繰り返し充電ができる優れたバッテリーですが必ず劣化してしまいます。
このフル充電サイクルが約５００回に達した際に新品時と比べて８０％前後の容量となります。
約５００回。大体２年を迎えるころには到達しますし早ければ１年などで越えてしまう方もいます。
そのため繰り返し充電ができる優れたバッテリーではありますが消耗品の類となります。
また使い方によりますがバッテリーの電力は充電以外にも使われていますので長くても購入から２年が経過していれば交換を推奨いたします。

最大容量

iPhoneで確認できる最大容量とは実際に溜めることが出来る電力の量を表しています。
購入時は１００％ですが劣化すると溜めることが出来る電力の量が減り表示されている％も減ります。
上記画像のiPhoneXは７１％ですので充電を１００％まで溜めても実際は７１％しか充電が出来ていないという事です。

最大容量が８８％あたりで充電の減りが早いと感じる方が多く８５％前後で寿命を迎える事がほとんどです。
もちろん使用方法により個人差があるため１年や１年半で劣化する事もあります。

劣化により出てくる症状

バッテリーが劣化すると関係のないカメラなどにも影響が出る事もあります。
充電関連だけに不具合や不調が出るわけでは無いんです。
そのため劣化が著しく進み始めるとバッテリー交換だけで終わるのかその他修理も必要なのか分からなくなってしまいます。
そうして諦めて機種変更してしまう方もいらっしゃいます、、。

充電の減りが早い

一番最初の症状は充電の減りが早くなります。
バッテリーが劣化すると必ず充電の減りが早くなります。
朝１００％にして夜に充電が必要。くらいなら劣化の初期サインです。
バッテリーが劣化する事で溜められる電力の量（最大容量）が少なくなり１００％まで溜めることが出来なくなります。
そのためいっぱいいっぱい貯めることも出来ず充電の減りが早くなるんです。
反対に劣化すると充電が溜まるスピードも速くなりますが最近では急速充電があり分かりずらいですよね。

もし初期サインかな、、と感じたら今のうちにバッテリー交換をしておきましょう。
どんどん悪化すると最悪起動すらしなくなってしまいます。

起動や動作が遅くなる

iPhoneの起動が遅い・アプリの起動が遅い・スクロールやスワイプがカクカクする
など起動や動作が遅くなったりスムーズに出来なくなったりします。
どうして？バッテリーの劣化が関係あるの？という事をご説明いたします。

まず、iPhoneは何をするにしてもバッテリーの力が必要です。
起動をさせたり操作をしたりバッテリーの力がなければできません。
ですがiPhoneを起動させる、動かすために必要なバッテリーが劣化することで力を発揮することが出来ずスムーズに出来なくなります。
それでもなるべくスムーズに起動させよう、動かそうとバッテリーがフル稼働し始めます。そうすると発熱し始め端末が熱くなります。

膨張する

特に夏。増加しますが劣化を放置していると「膨張」します。
iPhoneのバッテリーは「リチウムイオンバッテリー」が使われております。
繰り返し充電が出来ますが劣化すると言う特徴を持っているバッテリーです。
もう一つ、リチウムイオンバッテリーの特徴があるんです。
それは劣化する事でバッテリー内部にガスが発生すると言う特徴です。
ガスが発生するとバッテリーが膨らみ始めます。

膨張してしまうと少しの衝撃や圧などで発煙・発火する危険性がかなり高くなります。
また膨張したバッテリーが画面を押し上げ端末との隙間が出来てしまい水没してしまう事もあります。
バッテリーの膨張はiPhoneだけで済まない危険性がありますので必ずバッテリー交換をしておきましょう。

特に劣化が進む冬に交換せず放置していると次の夏に膨張しやすくなります。

修理完了後

約３５分でバッテリー交換が完了しました。

修理後の動作確認も問題なく終えました。
動作確認は修理の前後で１０項目以上の確認をします。
タッチ操作・カメラ機能・通話機能・下マイク機能・ボタン類・指紋や顔認証など。
その他にも充電反応やアンテナなど通信機器として必要な機能が問題ないか確認しております。
返却時にはお客様にもご確認いただいておりますが、ご不安な方は一緒に動作確認いたしますのでご安心ください。