AQUOSやGalaxy、Xperiaをお使いの方も多くいらっしゃると思います。
最近ではiPhoneが主流となっており気が付きにくいですが実はAndroidスマホの方が膨張率が高いんです。
確かにiPhoneでもバッテリー膨張は見られますしバッテリー交換依頼の母数も違いますが、
AQUOSなどのスマホのバッテリー交換依頼は９０％以上の方が膨張してしまっています。
また、かなり膨張していることが多く背面や画面がぱっくり開いてしまっていたり
プレートがかなり膨らんでいたり危険な状態でのお持ち込みも多数、、。
今回は膨張について詳しくご紹介すると同時に修理前と修理後の端末の状態を比較していきます。
膨張について
バッテリーの膨張は三つほど原因があります。
・バッテリー劣化
ほとんど、９５％以上で劣化が原因です。
AQUOSのバッテリーもリチウムイオンですので必ず劣化してしまいます。
劣化するとバッテリー内部でガスが発生する特徴を持つリチウムイオンバッテリーですが
ガスが発生することでバッテリーが膨らんでしまいます。
・衝撃
ごく稀に衝撃を加えることで膨張してしまう事もあります。
劣化するほど使用していない（購入から半年ほど、など）場合は衝撃や圧を加えていないか思い出してみて下さい。
・初期不良
もし衝撃も与えていない、と言う場合は初期不良が考えられます。
やはりメーカーや正規だと安心、ですが初期不良は避けることが出来ません。
メーカーに問い合わせて修理をしたり本体交換ができるか問い合わせてみたりした方が良いです。
端末の見た目
パッと見てすぐに膨張が分かります。
左右の真ん中あたりまで画面は開き粘着テープが伸びている状態でした。
プレート
AQUOSは画面を開けるとプレートがネジで止められています。
ですが膨張で押し上げられパンパンに。
酷ければプレートを止めているネジが外れ紛失したりネジで止まっている部分のプレートが割れてしまう事もあります。
放置する危険性
バッテリーが膨張しても画面割れなどと同じように問題なく使える、と放置する方が多いんです。
ですが、膨張に関しては端末だけでなく物、人にまで危険が及ぶリスクが高くなります。
・水没やショート
膨張すると大体本体との間に隙間が出来てきます。
隙間が出来てしまうと水分や埃が侵入しやすくなり水没したり基板ショートしたりしてしまいます。
また内部の汚れがかなり悪化してしまいます。
・発煙・発火する
バッテリーが劣化しガスが発生することで膨張してしまう為
ほんの少しの衝撃や圧で煙、火が出てきてしまう危険性があります。
充電中や操作中に煙などが出てしまう前にバッテリー交換をしておきましょう。
・関係ないパーツの破損
先日起きた事例だと膨張が悪化しておりプレートのネジを外した春化プレートと基板が飛び
基板下が折れてしまう、と言った事例があります。
基板が折れてしまうと修理は不可です。そこまでの影響はなくとも押し上げられることで液晶破損が起きたり
基板に圧が掛かったり熱が伝わったりすることで破損してしまったりするリスクもあります。
白い板が見えると思いますが、これは液晶です。
液晶が丸見えになっていることで液晶破損が起きるリスクはかなり高くなります。
これ以外にもたくさんありますが、このように膨張は危険です。
修理完了後
修理は約２時間半で完了しました。
隙間がかなり空いていたため、画面を開ける時間が短縮されたため少し短い時間で完了。
基本的には最短でも３時間は頂戴しておりますのでご了承くださいませ。
また、修理後の動作確認や充電関連も問題なくデータもそのままお返ししております。
プレート
一番パンパンになってバッテリーを抑えてけていたフレームですが、、
修理後にプレートを戻すと問題なくペタンコ！！
少し湾曲が残っていましたが気になるほどではなく、画面も問題なく締まりました。
プレートは画面、本体に比べると修理後も湾曲が残りやすいんです。
理由としてはプレートの素材だと、、。
画面側
画面側から見ても気は綺麗になっています。
横にあるバッテリーは膨張していた元々のバッテリーです。
画像ですので分かりにくいですが見るからにパンパンでした、、
下側面
では一番わかりやすい側面、画面と本体の境目を見てみましょう。
下側面から見た時の浮きもなくなっています。
お持ち込み頂いたときは下部はがっつり空いている状態でした。
修理前と修理後の比較をしましたが、膨張したまま放置している時間が長かったり
かなり膨張していたりする場合は修理後も画面や本体が湾曲してしまい閉まりきらないこともあります。
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