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水たまりに落としたアイフォンXは復旧可能?

最近、すごく晴れていたり次の日には大雨が降ったり、曇っていたり。
お洗濯は乾かないし、お出かけも体力が消耗されるし、、という日がありますよね。

私も雨の匂いや音は好きですが、出かけるとなると、、

それでも出かけないといけない!というときにアイフォンを水たまりに落としてしまったり
雨に濡らしてしまったりしてしまう事もあると思います。

最近のアイフォンには生活防水機能が付いていますが、完全防水ではありません。

 

水没したか確認できる?

アイフォンががっつり水没してしまえば、確認することなく水没したと分かりますが、
水没しているのかどうか分からない、、という場合は確認する方法があります。

水没しているかどうか確認するには、端末開閉が必ず必要です。

内部の状態

まず、端末を開けると水分が残っている可能性があります。
内部に濡れた形跡があったり水分が残っていれば水没したと判断できます。

内部に水分が残っている状態ならあまり、水没しているか分からないという事はないと思いますが
気が付かない内に濡れてしまう、ということもあります。

かなりひどければ1~2週間前の水没でも水分が確認できます。
それだけの間、端末内部に水分がずっとあるという事です。

つまり、アイフォンを持ち歩く際にアイフォンが動けば水分も動きます。
下部などにしかなかった水分や一部分の水分が内部全体に広がってしまいます。

水没痕

上記の端末内部からも確認が取れない場合は、水没痕の確認をします。

水没痕の反応

画像の真ん中あたりに赤色の「ー」があると思います。

水没していなければこの「ー」は白色ですが、
水没したり水分に反応することで赤色になるんです。

水没痕は本体側と画面側に一つずつついております。
上記の用の真っ赤の場合もあればほんのり赤かったり左右どちらかだけ赤かったりすることもあります。

上記の画像は画面側の水没痕ですが、通常のアイフォンはすぐ下に基盤があります。
(画像は画面を開けている状態なので下側ですが、、)

つまり画面側の水没痕が反応していれば必然的に基板側も水分が触れてしまっています。

水没した際の修理

水没した!とお持ち込み頂いたお客様には必ずご説明させていただきますが、
水没した際の修理は基本的に一つではありません。

アイフォンはどのパーツも濡れてしまえば不具合を起こしたり破損する可能性が高いんです。
90%くらいの確率で必要になってくる修理が三つあります。

水没復旧修理

一つ目は、水没復旧修理です。

水没復旧修理は、基板洗浄作業です。
濡れてしまって腐食が付いている基板を洗浄し腐食を取り除きます。

水没復旧修理自体は、最低1時間半~頂戴します。
パーツをほとんど外した後、基板をはず作業に手間がかかるのと
洗浄後、完璧に乾かさないといけませんので通常の修理に比べるとお時間を頂戴します。

画面交換修理

二つ目は、画面交換修理です。

上記画像の様に画面側の水没痕が反応していれば必要となります。
また、水没でお持ち込み頂くお客様のほとんどは液晶が付かなかったりタッチが効かなかったり
画面の不具合や下記でご紹介しますが電源に関することが起きてからお越しくださいます。

画面交換修理をしなくても水没復旧修理で完了すればお返し出来ますが、
水分に触れてしまっているため、同時の交換をしておく方が故障のリスクは防げます。

バッテリー交換

三つ目はバッテリー交換です。
画面交換修理に比べると、かなり高確率で交換が必要となります。

上記でも少しご紹介しましたが、起動不可、電源不可でお持ち込み頂くお客様は
ほぼ100%水没復旧修理、画面交換修理、バッテリー交換が必要となってきます。

例外もありますが、バッテリー交換だけで済む場合はかなり少ない水分に触れた場合です。

アイフォンは、精密機械です。
電流が流れるべきところと流れてはいけないところがあります。

電流が流れてはいけないところは絶縁されていなければいけません。
ですが、水の中に溶け込んでいるミネラルや不純物が電気を通す手助けをして、電気を通してしまうんです。

電流が流れてはいけないところに流れてしまう事で正常に操作することが出来なくなります。
特にバッテリーは、水分によりバッテリー内部のプラスとマイナスが繋がってしまうと
ショート回路となり、電気が流れすぎてしまいバッテリー自体がダメになってしまうんです。

水没したアイフォンX

今回お越しいただいたお客様は
アイフォンXをお持ち込み頂きました。

起動しない、という症状でしたがお話をお伺いしていると
雨の日に水たまりの中に落としてしまったとのこと。

大体2~3日前のことだそうです。

端末内部に水分

お預かりをして内部を確認すると、

水分が残っている端末内部

しっかり水分が確認できました。

お客様にお見せすると、「2~3日で乾かんのか!!」とびっくりされていました。

修理内容は?

今回は、水没復旧修理と画面交換修理、バッテリー交換が必要となりました。

受付時にご説明しますが、水没復旧修理に関しては作業をしてみないと
直るか直らないか、どんな修理内容になるかはわかりません。

そのため、とりあえず水没復旧修理をします。
それで起動すればお客様の希望でそのままお返しですが
起動しなければバッテリーや画面を交換します。

何があってもお客様と相談し、お客様のご希望で修理をさせて頂きますのでご安心くださいませ。

修理完了後

修理完了後

約2時間後、全ての修理が完了しました。

水没による不具合もなくデータも残っておりお返し出来ました。

スマートクール高松店

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