今回はアイフォン８一台の３か所の修理と内部清掃をご紹介します。
一気に劣化や破損が、、
数時間前まで問題なかったのに、、
アイフォンは精密機器です。
いつどこでどうなるか、分からないんです。
また、いつ故障する、症状が出るとかも分かりません。
そのため急に使えない！！データが取り出せない！！となる前の修理や清掃が必要なんです。
３か所の破損と劣化
今回お越しいただいたお客様は
アイフォン８をお持ち込み頂きました。
症状をお伺いした後、端末の状態を確認しましたが、
かなり劣化しており汚れてしまっている状態でした、、。
画面
まずは画面ですが、
画面上部は激しい破損があり、全体的に割れていました。
ホームボタンが無事なのがビックリなくらいで、、
側面は、画面にガラスとフレームが分離しており隙間がありました。
水没などは恐らくしていないと思うけど破損状況的に何とも言えないと仰っていました。
アイフォンは少しでもひびが入ってしまうと水没のリスクが上がります。
アイフォンは生活防水機能という防水機能が付いています。
ですが通常の画面で防水機能が付いているアイフォンですら水蒸気などで水没してしまいます。
そのため、今回のように内部が丸見えの場合は高確率で水没しているか
内部の埃や汚れがかなりひどい状態のことが多いんです。
バッテリー
続いてバッテリーの劣化具合です。
最大容量８０％、使用年数は４年以上とのこと。
バッテリー交換をしたことは一度もないそうで、、
今回、バッテリー交換も一緒にすることを案内した理由があります。
まず一つ目はどのお客様にもバッテリーの劣化具合を確認して同時交換をおすすめしており
画面を直してもバッテリー劣化で使えなくなるなら一緒に交換して長持ちさせようという理由です。
そしてもう一つは、今回の様に画面がかなりの破損の場合、
画面の破片が内部に入り込みバッテリーに刺さってしまっている可能性があるからです。
アイフォンのバッテリーは少しでも穴が開いてしまうと発煙、発火してしまいます。
そのため今回はバッテリーの交換も案内させていただきました。
下マイク
最後の不具合は、通話時に自分の声が相手に聞こえていないという症状でした。
通話時は、相手の声を聴くスピーカーと自分の声を届ける下マイクが必要です。
今回の破損状態だと相手の声を聴くスピーカーが破損していそうだと思いましたが、、
電話をしていても相手が「もしもし？聞こえとる？」とずっと言っていて
自分の声が聞こえていないようだと仰っていました。
最初は電波とかの問題化と思ったそうですが色々確認をしてみたり
違う場所で電話をしてみたり、それでも自分の声は届いていなかったようです。
アイフォンの内部
そして、今回は
画面交換修理、バッテリー交換、充電口修理の３つでお預かりです。
お預かり後、端末を開けるとかなりの汚れが目に。
画面を外した後
画面を開けて、本体と画面を外した後の内部がこちら、、
やはり、破損がひどかった上部にはかなりの汚れがあり、
少し穴が開いている画面下部当たりの内部にも汚れがたくさん。
画面裏側にも、、
恐らくほとんどが埃でした。
埃以外は髪の毛や砂のようなものもありました。
全体の汚れ
近くで撮ったらかなりわかりやすいかと、、。
内部の埃や汚れは画面破損をしていればかなりひどくなりますが、
画面に何の問題がなくても汚れているものです。
基板にもしっかりと埃が付いており、ショートの危険性が高い！！
スイッチでもアイフォンでも内部清掃を強くおすすめするのはショートのリスクが上がるからなんです。
基板ショートを起こすと、基板修理でなおる場合も「直らない」場合もあります。
清掃後
清掃後の内部です。
上記の写真に比べるとかなり綺麗になりました！！
今回の清掃は約１時間かけてさせて頂きました。
汚れの付着が長い間放置されていればいるほど清掃してもなかなか綺麗になりにくかったり
綺麗にすらならなかったりするため、すごく心配でしたがそんな心配いらなかったようです、、！！
アイフォン８の修理速報
それでは、修理速報のご紹介です。
ガラスがない画面上部
左側にはインカメラのパーツが見えており、真ん中には音が聞こえるパーツが。
通常、このパーツたちは画面側についているはずなんです、、
そのため、画面交換の際はインカメラやスピーカーの移植が必要ですが
画面のガラスが剥がれ、パーツたちからも剥がれてしまったようです。
何で充電口の修理？
今回、画面とバッテリーと充電口の修理ですが、
自分の声が聞こえない症状でなんで充電口？と思った方もいらっしゃると思います。
アイフォンの充電口の左右を見てもらうと丸い穴がいくつかありますよね。
そこから自分の声を相手に届けているんですが、そのパーツが充電口と同じなんです。
そのため、通話時に自分の声が届いていない！となったら
スピーカーではなく、下マイクが付いている充電口の修理となります。
下マイクの破損は、「ボイスメモ」というアプリや通常の動画で
アイフォン下側の穴を爪でがりがりしたり「あー」と喋ってみて下さい。
そして動画を再生し、先ほど撮った音や声が聞こえていれば問題ありません。
聞こえていなければ、埃が溜まっていたり破損していると判断できます。
修理完了後
修理完了後、タッチ操作や動作確認問題なし。
充電反応も問題なし、充電残量も問題なく上がっており
下マイクの反応も問題ありませんでした。
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