iPhoneの防水性能は正直そこまでの耐久性は望めないと言っていいでしょう。
修理受付をしていると、そこまで水分が中に入らなそうな水分付着でもかなり内側が湿っていたり雨粒が少し被っただけでも
画面が付かなくなったり・・・ 突然の降雨が多い時期だと油断ができないのがiPhoneです。
今回は降雨により画面ブラックアウトで通電反応もなくなってしまったSE2の水没復旧についてご紹介します。
分解してみると想像以上に浸水していました
お持ち込み時、ぱっと見は何でもないように見えるのが水没。
しかしうんともすんとも言わない起動不可に陥っております。
インカメラ部分には水分混入の痕として曇りが出ています。
降雨でと仰っていましたので、しっかり中まで雨水が入ってしまったようです。
作業開始
早速分解してみると、しっかりと浸水していました・・・
写真で見える赤くなっている楕円が水分反応があると示してくれるもので
これが赤くなっていることで水没したと判断しています。
まだ蒸発しきっていない水分も本体内部全体的に見えるので、まずは水分を飛ばします。
混入水分の蒸発と基板洗浄
どちらにしても水没が認められた本体についてはバッテリーの流用は腐食の元ともなるので
新品に付け替える準備で取り外しを行います。
この時点でバッテリー裏面からも水が出てきました。かなり酷く浸水しています。
次にiPhoneそのものと言ってもいいメイン基板を取り外し、基板洗浄を行います。
表面や隙間に付着・混入した異物などを取り除き、腐食やショートの原因を洗い流します。
その間にすっからかんとなった本体フレームを加熱し、飛ばせる水分を蒸発させ、高圧エアで徹底的に乾燥させていきます。
復旧完了
基板洗浄が完了したので本体に組み付けて復旧作業完了となります。
写真にはないですが、今回交換になった部品は
・バッテリー
・画面 のみ。
それに基板洗浄の水没復旧。
最低限のメニューで何とか本体復旧ができました。
まとめ
iPhoneの水没復旧はご相談段階だと復活できるかできないか断言できず
まず分解し状況を確認。そして実際に復旧作業を行ってから～
どうなるか・・・・ と言った形で作業が進行していきます。
殆どの場合は復旧できている率の方が高いですが、基板洗浄だけでは足りず基板修理に発展することは御座います。
ですので、何かしら手を施してあげないと内部のデータをどうすることもできませんので
水没したと思ったらすぐ当店までご連絡ください。
スマートクール高松店
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